面会交流ニュース

こどもを面会交流に送り出す同居親の複雑な心情

以前、「こどもが面会交流を楽しみにしていたけど、何となく虫が好かないけど、あの人に会うことが楽しみなのではなくて、イベントにいくことが楽しみだとわかっているから、こっちも悔しくないの」という声。
 
中日新聞でも、監護親の事情、非監護親の事情として取り上げられました。監護親のこのような態度は、人間の心情として理解することができるものです。しかし、他方、あまり、このような頑なな態度をとると、こどもが面会交流のことを同居親と話すことがなくなり、こどもに悲しい想いをさせてしまいます。面会交流には一種の感情労働が伴うものと割り切ってしまった方が良いかもしれません。
 
この言葉を聞きますと、同居親にも複雑な事情があるのだな、と思います。分割身上監護のように、完全に2つに分かれていると、こうしたことも起きないようですが、どうしてもたまにしか会わないくせに、イベントに連れていきいい顔をするといった批判を受けることがあるようです。そんな私も毎年、甥っ子を海外に連れ出すので、ママ様には、あまりよく思われていないかもしれません。
 
同居親としては、別居親としては仲良くしてほしいという親としての純粋な気持ちが入り混じっていると考えられています。
 
そして、いつも「お子さんが面会交流に出掛けるときはストレスを感じさせないように笑顔で、後ろめたさを感じさせないように笑顔で送り出してあげてください」ということになります。しかし、なかなか、これをできるようになるためには、時間が解決してくれるまで、時間がかかります。
 
(愛知県弁護士会、弁護士服部弁護士)